BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

こんにちは、馬場です。

立春も過ぎ、暖かな日も時々出てきました。
我が家も娘のお雛様を出し、
春の到来を今か今かと待ちわびています。

先日、うれしい出来事がありました。

ある週末、
人前式とご披露宴を担当させて頂き、
その日の人前式の花嫁入場は、
お父様がエスコートでした。

花嫁が歩く”ヴァージンロード”
なにげない、チャペルの中央の道
に思えますが、そこには
とても大切な意味が。

新婦様のエスコートをして頂くお父様に
入場の前に、ヴァージンロードの意味合いを、
こっそり ご説明させて頂きました。

“花嫁が生きてきた人生そのものを表す道”
入場前に扉が閉まっているのも意味があり、
娘さんがお生まれになる前を意味します
扉が開いた瞬間が、この世に生を受けた
その瞬間を意味し、
そこから一歩一歩、
たくさんの方々に支えられ、
その人生を歩んでこられた…
まさに、
花嫁のこれまでの日々を表す道です…と。

お父様にエスコートを務めて頂く意味
新婦様たってのご希望だということ
それらを、花嫁をチャペルの前に
ご案内させて頂く前に、お父様にだけ
こっそりとお伝えしました。

結婚式が
非日常的なものであるお父様にとっては、
初めて聞いたお話だったご様子で、
涙をにじませながら聞いて下さいました。

意味を知って務めるエスコートと
意味を知らず務めるエスコートでは
全く別のものになります。
大切な場面 場面で、
その意味を伝えていくことも、
司会者の役目だと思っています。

後日、そのお父様から、
「司会者さんが直前にヴァージンロードの意味について教えてくれて、心を込めて歩むことができました」
と、お言葉を寄せて下さいました。

ああ、お伝えすることができてよかったな
と、とても嬉しかったです。

結婚式の司会者は、きっと、
マイクを持つことだけが仕事ではなく、
私もまだまだできることがある、
更に精進したいな、と
感じさせて頂く出来事でした、

これから春のブライダルシーズンです。
体調管理にも気をつけて、更に心を込めて、
司会のお仕事に取り組みたいと思います。

馬場 じゅんこ