BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

先日、5月12日は、母の日でした。
その日担当させて頂いたウェディングでは、
お母さんに対する感謝の想いを伝える
そんなシーンがありました。

パーティーの中盤あたり、
ケーキセレモニーにて。
ケーキカットをした新郎新婦が、
仲良くファーストバイトをした後、
「ここで特別に感謝の想いを伝えたい方がいます」
とご紹介した後、お二人が前に呼んだのは、
ご両家のお母様。
驚いたお顔をされながら前に来て下さり、
「今日は母の日です」とお伝えすると、
とても嬉しそうに笑いながら、
おふたりからのケーキを召し上がって下さいました。

「普段は照れくさくて言えなかったけど…」
と、この日はちゃんと感謝を伝えた新郎の目には
キラリと光る涙が。
ご両家のご家族にとっても、
心に残る時間になっていたら嬉しいです。


お開き後、自宅に帰ると、
我が子たち、何やら子供部屋でゴソゴソ…
私の似顔絵にメッセージを添えて
ちいさな可愛いお花と一緒に
プレゼントしてくれました。

そこには、娘からは、
「これからもずっと大好きだよ!」
息子からは、
「これからも仕事がんばってね!」
と書いてありました。

親子でケンカをすることもあるし、
寂しい想いをさせてる事もあるだろうのに、
子供なりに気持ちを伝えてくれた事が
すごく嬉しくその宝物を受け取りました。

そして私も、
夫の実家を訪れ、母に感謝を伝え、
実家の母にも電話をしておきました。
照れくさくても頑張った新郎を見習い、
私も、頑張って、
いつもありがとうね、と伝えました。

家族だからこそ照れくさい時は、
記念日やお誕生日など、
その日のチカラを借りて伝えたいですね。
できる限り、常に伝える努力もしながら…


皆さま、いつも読んでくださり、
“ありがとうございます!”

馬場 じゅんこ