ブラス広報室かしましブログ

こんにちは。広報室の谷村が本日はブログをお送りします!
本日は4月12日なので、つまり来月の今頃は…。

街に華やかなカーネーションがあふれる日、「母の日」です。
毎年、この時期を迎えると想い出す結婚式があります。
今回はぜひその時のお話をさせていただきたいと思います。



今から7年前。
私がウエディングプランナーとして担当させていただいたのは、穏やかで優しい新郎新婦のおふたりでした。派手な演出や新郎新がばっと目立つことはしたくないな…と控えめながら教えてくださったおふたり。ご自分の意見はいつも少し控えめなシャイな彼女でしたが、そんな中、1つだけ、とても強く希望されていることがありました。

「結婚式当日は母の日。だから、私たちの結婚式に来てくださる、すべてのお母さんにカーネーションを渡したいんです」

結婚式には、おふたりのお母様はもちろん、おばあさま、叔母様、お子様のいる友人など。合計で約12名ほどのお母様がいらっしゃいました。
「お母さんという存在に本当に感謝しているし、尊敬しているので」と恥ずかしそうにしながら、理由を教えてくださった新婦。その大切な思い、ぜひ届けなければ!と強く思いました。「カーネーションをあまり目立つように渡すと、お母様にも周りのお客様に気を遣わせてしまうのではないか…」という優しい新婦の想いも含め、プランナーである私も色々とご提案をさせていただき、当日の進行を考えていきました。

結婚式当日。
披露宴も終盤、フルコースの最後のデザートのタイミングで、一人ひとりにウエディングケーキが運ばれていきました。
ただし、会場に来てくださった「お母さん」たちには、そのケーキが乗ったお皿の上に、小さめの赤いカーネーションが添えてあります。そして、そのカーネーションには「お母さんいつもありがとう」と書かれた小さいメッセージのリボンが結ばれています。ケーキを出す際には、ひとりひとりに、こっそりとそのカーネーションの意味をサービスマンから伝えてもらいました。

そのカーネーションを見たときの、叔母様の驚き、喜んでくださっている顔。
大切にハンカチでくるんでかばんにしまう、おばあさまの姿。
その姿を見た新郎新婦の優しい笑顔。
みなさんの素敵な笑顔を、私は今でも鮮明に覚えています。

そして、母の日も、結婚式も。
いろんな人の想いがあって、その想いを届ける方法は1つではない。
そんなことを改めて教えてもらった、母の日でした。

広報室・谷村

 

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