かしましブログをご覧の皆さまこんにちは!
システム設計室の舟橋です。
最近朝夕の気温がグッと下がり、冬の到来を感じつつありますね。
気温差で体調崩すことも多い季節ですが、
皆さまお元気にお過ごしでしょうか。
寒くなってくると、朝や夜に外を歩いているときに
「いつもより静かだな💭」と思うことはありませんか?
実はこの現象は気のせいではなく、
季節特有の気象条件が重なって生まれる自然現象なのです。
冬の空気は冷たく、ぎゅっと密度が高い状態になっています。
そのため、音の振動が吸収されやすく、遠くまで届きにくくなるのが特徴です。
車の音や人の声が少し控えめに聞こえるのは、この影響によるものです。
一方で、地面近くが強く冷え、上空ほど暖かくなる「逆転層」という状態になると、
音は屈折しながら進むため、普段より遠くまで届くことがあります。
冬に遠くの電車の音や犬の声がはっきり聞こえる日があるのは、このためです。
また、雪が積もった日は街中の空気がどこか柔らかく感じられます。
これは雪の表面に無数の小さな空気の穴があり、それらが音をやさしく吸収するからです。
新雪ほど吸音効果が高く、静けさがより際立ちます。
これから冬本番を迎えるなかで、外の空気や音の変化に意識を向けてみると、
寒さの中にも小さな発見や心地よい静けさが見つかるかもしれません。
ぜひこの季節ならではの“音の風景”を楽しんでみてください。