BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

マスク越しの笑顔

一日の中に
秋を感じる瞬間も増えてきました。
心地よい季節の到来と同時に、
体調管理に気をつけねばと
身を引き締める今日この頃です。


先日、子供が通う小学校の
朝の交通当番を務めました。

我が子もさることながら、
ご近所の子供たちを始め、
大きな荷物を一生懸命持つ1年生から
少し照れ臭そうに挨拶をする5〜6年生、
近くの高校に通う女子高生、
朝の散歩をするおじいさんなど、
たくさんの方々が通るのを
笑顔で挨拶しながら旗当番をしました。

細い路地ですが、通勤通学時間は
たくさんの車や自転車も通る交差点。
朝の7時半から8時までの30分間、
黄色いたすきを着け、
子供たちのため、ひいては
地域のためになれば、と
その活動に参加できることに
喜びも感じながら。

いつもと違うのは、
ほぼ皆、マスクをしていること。
子供たちも女子高生もおじいさんも。
挨拶を交わしても、口元が見えない。
小さい声で挨拶される方だと、
少し聞き取りづらく、
でも、あまり大きな声で挨拶するのも
控えねばならない。
ぺこっとお辞儀してくれる人もいた。

「口元が見えなくても、笑顔で明るい顔でいる」
ということを伝えるには、
“目と声色は、重要だな” その時に感じました。

結婚式の司会も、
最近はマスクをして行います。
口元で笑っていることを伝えられないならば、
目で、声で、
幸せな空間にそぐう存在であるように
と、改めて心した出来事でした。


秋のブライダルシーズンも、
気をつけることには細心の注意を払いながら、
お一組お一組、務めようと思います。
マスクの下は、満面の笑みで。

馬場じゅんこ


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