BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

名前というプレゼント

まだまだ寒い日が続いていますね。
コロナも収束の兆しがまだ見えず、
不安な日々が続いていますが、
なんとか楽しみや心和むものを見つけながら
過ごしている、そんな毎日です。

さて、最近、
お子さまを連れたご結婚式も多くあり、
打ち合わせでは、そのお子さまの名付けの由来を
伺うことがあります。
そこには、パパとママになったお二人から、
そこに込めた想いや、漢字の意味合い、
響きの良さ、呼びたい愛称…などなど
それぞれのたくさんのお気持ちが聞けて、
こちらもとてもほっこりとした想いになります。

そんな時にやはり思うのが、
「きっとおふたりのお父さん、お母さんも
 そんなふうに一生懸命お名前を考えられたのですね」
ということ。

生まれてくる我が子に会う前、
どんなお顔かな、どんな声を出すのかな、
たくさん想像を巡らせながら考え、
その時間ごと含めて、
そのたった一つの名前は、
一番はじめに我が子にプレゼントする大切なもの
そんなふうにも思います。


結婚式に向けて、おふたりが記念に用意する
“結婚証明書”
そこへ、当日来てくださるゲストの皆様の
お名前を、式の前に入れていただき、
挙式会場までお運びします。
ゲストの皆様の立ち会いの元、
結婚式を挙げた その証として、
そして、結婚証明書の仕上げとして、
新郎新婦のおふたりにも
その場でお名前を書いて頂くことがあります。

その名を付けたご両親、
たくさん名を呼び共に成長してきたごきょうだい、
たくさんのご友人、お仲間、
お世話になっている皆様にも見届けていただき
結婚証明書が完成する、その瞬間は、
やはり、何度見ても、心にグッとくるものがあります。

ご両親が初めてプレゼントしてくれた
そのお名前と共に、これからも歩んでいく
新郎新婦のおふたり。
どうぞ、打ち合わせでは、
おふたりのお名前の由来も、
ぜひ、たくさん聞かせてください。

そこには、ご両親の想いや、
普段皆さんに呼ばれてきた愛称や、
たくさんの想いが隠れているはずです。


おふたりの人生の大事な節目となる、結婚。
こんなご時世だからこそ、
大切な人と共に歩み始めるおふたりに
陰ながらエールを送りつつ、
結婚式ではマイクを握りたいと思います。

この週末も、たくさんの幸せな笑顔に
立ち会ってきたいと思います。

馬場じゅんこ



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