BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

少しずつ涼しくなり、

ようやく結婚式にとっても、

いい季節になりました。



さて。今日はタイトルにあるように、

5才の娘の、人生で最高の舞台のお話です。



先日、娘のダンスの発表会がありました。

始めてまだ1年とちょっと。

上達しているかはひとまず置いておいて、

晴れの舞台です。



娘は、運動会やお遊戯会でも

「緊張するけど、それ以上に楽しみ!楽しみすぎて眠れない!」と前日の夜に大興奮するほどのハートの強さを持っています。

まだ人生5年目。

尊敬です。



発表会当日。

朝、会場のロビーに集合して、保護者から先生に子供を引き渡します。

夕方からの開演に向けて、場当たりリハ、通しリハなど、途中の昼食タイムは30分しかないほど、目まぐるしい一日。



終演後、我が子を引き取れるのは夜。

はなれている時間が長く、親としては一日中そわそわハラハラしています。



ハートがタフな娘でも、淋しくて少しセンチメンタルになる時はあるようです。

が、それでも舞台に立つとそんな素振りは全く見せず、むしろ本番は、練習以上の力を発揮できる彼女。

尊敬。



先生からは「舞台の袖でも自分の出番まで、ワクワクしてましたよ」と教えていただきました。

本当に、尊敬。



毎朝の自宅での自主練では、つい厳しく言ってしまうこともありました。

ステージで思いっきり飛んで跳ねてパフォーマンスする姿を見て、反省と感動で、母は感情が大いそがしでした。



出来れば上達してほしい。

でも一番は、

ずっと好きな気持ちを忘れないで欲しい。



この先何か困難が訪れても、大好きなダンスが彼女の救いになることを願っています。



長い人生の最高の舞台は、結婚式もその一つなはず。

この秋も、新郎新婦さんにとって、最高の一日になるよう全力でマイクを握ります。



若杉