こんにちは


結婚式で好きなシーンのなかに
お父さんが新郎さんに新婦さんをたくす
バトンタッチのシーンがあります。


私はこのシーンが好きで
人前式で私がリハーサルをするときは
特に力を入れているところなのですが

先日の結婚式でいいなぁ
と思ったバトンタッチがありました。



テレ屋なお父さんは
リハーサルでふざけてばかりいました。
娘はやらん！と言ってみたり
歩くときも足がそろわずスキップしてみたり

もう～お父さん
と新婦さんも冗談交じりで怒っていました。


私はリハーサルで
「ここでしっかり2人の手をお父さんの手で包み込んで　
お父さんの想いを伝えてください」

そこだけはしっかりと伝えたつもりです。




そして挙式スタート


緊張感あふれる音楽がかかり
いよいよ新婦入場

重厚な扉が開きます。



緊張気味に一歩ずつ
家族との思い出をたどりながら歩く
新婦の隣にいるお父さんの顔は
まっすぐに彼（新郎）を見つめていました。


そしてバトンタッチ

お父さんはしっかりと2人の手を包み
ひとこと・・・

「頼んだぞ」

そう言って彼に託しました。


着飾った言葉はなかったけれど
とっても感動したシーンでした。


結婚式では特別じゃないシーンを
特別なシーンにできるのが
私たちの仕事


あらためてバトンタッチの意味を
感じさせられた結婚式でした。


これからも
伝えていきたいと思います。

リレーのバトンタッチにとても緊張していた寺岡でした。