BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和


こんばんは
司会部 寺岡です。



今回は結婚式とはちょっと違うのかもしれないですが・・・



私は建築物を見るのが好きです。


世界的にはガウディやル・コルビジェが好きで
建築物を見るためにスペインやフランスに行ったこともありました。


日本では黒川紀章や安藤忠雄の建築物を巡り歩きました。


その中で、大阪府茨木市にある


「光の教会」
(正式には茨木春日丘教会っていうのかな?)


司会者になる前
この教会が好きで、何度も足を運びました。


特に行って何をするわけでもないのですが・・・。



その教会は住宅地のなかに佇んでいて
初めて行かれる方は通りすぎてしまうかもしれません。
でも緑豊かなところに建っています。


私が一番すきなところは
この教会は 自然光で十字架が浮かびあがってみえるところです。


光がさして十字架が礼拝堂を照らすとき



神聖な空気に包まれ
心があらわれる気持ちになります。





司会者になって初めて
「オランジュ・ベール」のチャペルを見たとき


「光の教会みたいだ!!」


と思いました。


つくられたものではなく
自然の恵である太陽の光に守られ
大切な方々に守られて
夫婦となる誓いを交わす・・・




オランジュ・ベールのチャペルは
緑がいっぱいのガーデンに天然木で囲まれた
とても温かみのあるチャペルです。



ただ何気なく座っているだけで
とても温かい気持ちになれる
私の大好きな場所です。



これからもこの場所で
たくさんの新郎新婦を見守り続けたい。



太陽の光のように
強く、温かく 
新郎新婦を見守れる司会者になれたら・・・
私の目標です。

s-寺ブログ用








こんにちは!

1年前にブルーレマン自由が丘で結婚式を挙げました 加藤みゆきです。

楽しかった結婚式からもう一年・・・

カメラマンさん 331

私がブラスの存在を知ったのは
とある結婚式場情報の中の「クチコミ」でした。

各会場の建物の立派さよりまず先に
スタッフの温かい雰囲気、お料理の美味しさ
新規接客から当日のサポートまで
全てを担当プランナーが責任を持って行うシステム。
実際に結婚式を挙げたご夫婦や列席のゲストの言葉が
高評価の「クチコミ」としてたくさん紹介されていました。

「私も結婚する時はこの会社のどこかの会場で・・・」
と強く思ったことを憶えています。


そんな私がブラスで「花嫁」になる前に「司会者」になるとは・・・
運命って分からない!だから面白い!笑


ブルーレマンは私にとってかけがえのない想い出の場所です。
司会者としてのマイクチェック(社長同席の試験ですーーードキドキ)も
ブルーレマンで行いました。
駆け出しの頃、いっぱい助けてもらいました、大好きなスタッフの皆がいます。


そして結婚式の前後で大切な恩師や友人、家族と
たくさんレマンでランチをしました。

2011日常 006
結婚式の立会人代表をしてくれた恩師と☆



夏にはブラス全店で行っている夏祭りに参加。
2011年お盆 005
今年は手作り甚平で初参加。
これから毎年想い出の写真が増えていくのが楽しみです。


そして先日、両家両親と「結婚一周年祝」を。
2011年日常 103
心温まるおもてなしに両親も感激していました。
これからも年に一度、両親と記念のランチを食べたいです^^


さらに昨夜。
この一年間に結婚式をブルーレマン自由が丘で挙げられた
ご夫婦を招いてのクリスマス会が開催されました!

『初めまして』の方ばかりなのに
『ブルーレマンで結婚式をした』という共通の想い出を持つ私たちは
あっという間に仲良しに。
チーム対抗のゲームも大盛り上がり。
クリスマス会
想い出作りは結婚式当日だけじゃありません。
こうやってずっとずっと繋がりを持てるって
本当に幸せなことです。



自由が丘で過ごす時間が、あとわずかとなりました。
来年は名古屋駅で飛躍の年を迎えます。

ブルーレマンが羽ばたいていく様子を
一司会者として、一ファンとして
これからもずっと見守っていきたいと思っています☆

カメラマンさん 637



司会部 加藤みゆき





こんばんは。
ブラス 松本留美子です。

来週はブラスのクリスマス会です。
各店の余興大会に司会チームも参加予定です。
先日、寺岡さん(てらりんさん)と余興グッズの買い物にドンキ・ホーテに出かけてきました。
クリスマスグッズコーナーが大賑わいでした。


結婚式当日に司会をさせていただくために、事前に新郎新婦さんと打ち合わせをします。
新郎新婦さんの式への想い、どんな一日にしたいか、家族のこと、ゲストのこと、いろんなお話をします。
でも話が脱線したり、大笑いになったり、時にホロっときたり・・・・
私はそんな打ち合わせの時間が大好きです。

打ち合わせの時に新郎新婦さんから、たまに言われる言葉に
『式っていっぱい決めることがありますね。準備してるとなかなか実感がわかないんです』

確かにそうです!!
式場選びから始まり、衣装、招待状、席次、席札、引き出物にBGM、お料理にウエディングケーキ・・・
たくさんあります!!
忙しいです!!
どれも大切な一日のことですから、じっくり決めます。時間もかかります。
そうして欲しいです!!



でも結婚式を迎える
新郎新婦さんモードのスイッチも入れませんか。

式の日、全員の方に用意されるもの
 『 席 札 』

この席札にメッセージ書きませんか?

来てくれるゲストの顔を思い浮かべながら、その方との出会いや思い出を振り返る・・・・・
それを言葉にする・・・
当日、それを読む人の顔を想像する・・・

気分は式当日になると思います!!
たくさん書くとなると大変ですが、席札は手のひらサイズ
手のひらサイズで伝わる想い、大切です。


思わず笑いがこぼれる人
大切に胸のポケットにしまう人
隣の席に人に見せちゃう人
写真を撮る人
何度も何度も読みかえす人

ぜひ、伝えてください。
手のひらサイズの想い。





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今年も、毎年恒例の今年の漢字の発表がありました。
そして2011年を表す漢字は



清水寺で大きな和紙に書かれたその文字は
「みんなで手を携えて復興を重ねていこう」
そう願い書いたという言葉通り
力強く、そして心のこもったものでした。
その文字を書き進める姿を、ジーンと見つめてしまいました。
大きな震災は、日本中そして世界からの
「絆」感じられる出来事でした。

悔しい気持ち、悲しい気持ち、報われないと思うこと
嬉しい気持ち、温かな気持ち、ありがとうという涙
いろいろな思いがあふれている毎日ですが
今年「絆」を感じ、乗り越えてきた時間を大切にしたら
きっと私たちは幸せになれる気がします。

さて、そんなおり・・・
我が家に珍客がやってきました。
一匹の柴犬が玄関の前で伏せをしてまっていました!
「?」と思い「どいて」って言ってみたんですが
ゆーっくり移動したものの、また伏せ。。
見ると、赤い首輪と可愛いアクセサリーをしています。
「きっと大切に飼われていたんだね」そう思い
近所をまわり飼い主探しを始めました。
手当たり次第に訪ねても誰もこの子をしりません。

困りました・・・。かなり困りました・・・。

私は犬を飼ったことがありません。
しかも、そんなに好きでもありません・・
とりあえず保健所に電話をし、少し預かることにしました。
日暮れまで探してみましたが結局飼い主はみつからず
その晩は我が家にお泊まりしました。

結局、翌日保健所から飼い主らしい人がいると連絡があり
引き取りにきてくれました。
あんなに困っていたのに
なぜだかどんどん可愛くなってくるんですね。
あの感情はなんでしょうね。
心のどこかで見つからなかったらいいのにっ
と思っていたのかもしれないです。
別れ際にちょっと涙がでました。
でもこの子のおかげで
とってもあたたかな経験をすることができました。

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餌を分けてくれた友達
どう寝かせてあげたらいいか教えてくれたご近所さん
使ってないからと、リードを貸してくれた方
お客さんに聞いてあげるねっといってくれた八百屋さん
一緒に探してくれた下校中の小学生
張り紙を張らせてくれた
ラーメン屋の店長さん、スーパーの方、小学校の校長先生
張り紙をみて励ましてくれたみなさん

日本の「絆」はあったかいです!

本日のブログは
犬のかわいさと、人のあたたかさを
たーくさん感じた原口がおおくりしました。


こんにちは 松岡しほです

12月に入ってグッと寒くなりましたね
北海道では記録的な大雪だとか


春夏秋冬

日本の美しい四季のなかで
皆さんはどんな季節が好きですか?

やわらかな陽射しの春も
太陽がまぶしい夏も
爽やかな風が吹きぬける秋も

それぞれの良さがあって好きですが
わたしは冬も好きです


朝 
会場に向かって車を走らせていると
遠くに山の稜線がくっきりと見えてきます

冬の空気は凛としていて
雲ひとつなく高く広がった青空は
門出の日を迎えるお二人の気持ちに
重なるように思います

透明で
どこまでも清みわたった空気の中を
お二人が腕を組んで歩きだし
フラワーシャワーが降りそそぐ

するとその瞬間
一気にあたりは色をつけて輝いて
笑顔と祝福が
ぬくもりを持ってお二人を包みこみます

冬の寒さがふわぁっと和らぐ
わたしの好きな瞬間のひとつです


夜の訪れの早いこの季節は
ガーデンキャンドルの演出も素敵です

カーテンが開いてガーデンの奥

ほわんと灯るいっぱいのキャンドルの光の中に
お色直しをされたお二人が並んでいます

その姿を見つけたとたん
ゲストの皆様から飛び出す
感動と喜びと驚きの歓声の数々!!

外は寒くても
会場の中はゲストの皆様の熱気で暑いくらいです



一般的に結婚式のベストシーズンは春と秋

でも
冬もなかなかいいですよね?

冬の結婚式
オススメします


   キャンドル




こんにちは。

浅井です。



20歳頃から、声を使った仕事がしたいなぁ…と、漠然と思っていました。



でも、どうすればそういう仕事に就けるかわからないまま時が過ぎ…



毎日変わらない日々を過ごしていたら、あっという間に数年が経ちました。





と、そんなとき、あるきっかけがあり、声を使った仕事がしたいなぁ。ではなく、したい。と思いました。





声を使った仕事と言ってもいろいろあります。



ナレーションもやってみたいな。

結婚式のお仕事も興味深いな。



と、考えていくうちに、ご縁あってブラスに出会いました。





それまで販売のお仕事をしていて、販売もすごく大好きです。

けど、販売はいつでも出来る!と思い、思いきってこの世界へ飛び込みました。





現役司会者の先生が、生徒一人一人に合うアドバイスをして下さり、披露宴会場を使っての本番さながらレッスンは、ブラス司会者レッスンの一番の魅力です。



発声、滑舌、朗読など基礎的な事はもちろん、結婚式についての事、言い回し、身だしなみ、考える力、アドリブ力など…



いろいろな事を教わりました。





中でも私は、物語を読むレッスンが一番おもしろくて大好きでした。



赤ずきんちゃん・オオカミ・おばあちゃんになりすましてるオオカミ・ナレーションの4役を1人で読みわけるんです。



白雪姫に登場する、七人の小人なんて、どうやって読みわけしたらいいんだろう……

考えるだけでワクワクします。

(このワクワク感、伝わります…?笑)





本当に楽しくて楽しくて、毎回のレッスンはあっという間でした。







私にはありがたいことに、分かり合えて、なんでも言い合える同期がいます。



そして、困った時にはいつでも相談できる先輩がたくさんいます。



そんな環境でお仕事させてもらえることが、とても幸せです☆


みなさんこんばんは。
元イルカ調教師の
若杉由紀子です
さて、前回は、
奇跡的に自分の夢が叶い、
イルカのお姉さんになれたお話をしました。


小さな頃から
憧れだったイルカショー…

言葉の通じないイルカ達とのショーは
本当にオモシロイんですなぜなら
イルカも感情を持った生き物だからです。

人と同じ。
性格だってそれぞれあります。
甘えん坊や人見知り、
変わり者にずる賢い子…。
見ていて飽きない!!

が!ショーとなれば
話は別です。
新人トレーナーの私にとっては
毎日が修行のようでした

「このイルカ、全然集中してないな~
 明らかに他事考えてるし!!」

「あれ?私のサインに
 反応してくれない…。
 もしかして新人ってバレてます??」

「どうしよ、パフォーマンスに失敗して
 スネちゃった…」

「え~ッ!この場面で
 ケンカ始めちゃうの!?
 勘弁してょ~


もはや
どっちがトレーニングされているのか
分かりません


そんなハプニングが起こった時、
トレーナーはイルカのことを
まずは一番に考えます。

そしてその状況をフォローするのが
司会者です!!

私たちはショー毎に
トレーナーと司会を交代で
担当していたので、お互いに
司会者が間を繋げてくれることが
どれだけ大切か知っていました。


言葉ってスゴイんです。

言葉をひとつ加えるだけで、
言葉をひとつ変えるだけで、
ショーの見せ方も
お客さんの心も変えることができます。

イルカショーに魅せられた私は
いつしか司会の魅力にも
取り付かれていました。


言葉ひとつで
人の心を動かすことができるなら
次に働くのは、ショーと同じように
たくさんの笑顔と
たくさんの「ありがとう」が聞ける
結婚式の司会者になりたいナと思うようになりました。


そして私はまたしても
本当に、本当に
人との出会いに恵まれ、
ブラスと出会いました。

結婚式の知識がゼロだったところから
ひとつひとつ、丁寧に教えてもらい
イルカのお姉さんから
結婚式の司会者になることができました。


イルカショーも結婚式も同じ。
ひとつとして同じものはありません。

言葉で人の心を動かす司会者、というお仕事。

この魅力から
抜け出せそうにありません

小さな頃からの夢があって、
大切な人たちに出会って
繋がって、夢ができて
そしてそこでまた
一生の出会いがあって…


‘Everything is made from a dream’
~全ては夢から創られる~

私はこの言葉が大好きです!!


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こんにちは
寺岡です


今回は聞いたお話なので曖昧ですが
結構好きで、いつかお話しできる機会があったらいいな・・・
と思っていたことをご紹介します。





赤ちゃんは産まれてくるとき
手をぎゅっと握って産まれてきます。
それは 幸せの鍵を握っているのだそうです。
きっと産まれる前にお母さんから大切に守られた証しなのでしょう。



赤ちゃんはその幸せの鍵を離すまいと
しっかりグーのポーズで眠っています。
だから指をそっと差し出すと
ぎゅっと握り返してくれます。






だけど
いつしか赤ちゃんはその手を開き
自分の力で
幸せの鍵を見つけようとします。





幸せ探しの始まりです




迷うこともあるだろうし
道草だってするでしょう
わからない時には誰かの助けも必要です。







そしていつか自分の力で
幸せの鍵をみつけられたとき
その喜びはどんなものにも負けない
大きな喜びとなるのでしょう





幸せの鍵のかたちは人それぞれだけど


その大きな喜びのひとつが「結婚式」であったなら・・・






そのワンシーンを一緒に過ごせる私たちは
とても幸せだなって思っています。






例えばバージンロードで
お父様が新郎新婦の手を握る時
それは幸せの鍵をしっかりかけてくれているのかもしれませんね。

s鍵



こんにちは 司会部 加藤みゆきです。

今回は先週末行われた、
三河安城にある会場ブランベージュでの披露宴レポートです

カフェでパティシエをしている新婦さん。
披露宴のテーマの一つは『手作り』
新婦さんが1年以上も前から一生懸命手作りした数々のグッズが
会場を華やかにしていました
会場に入った瞬間に私も大興奮フェイクスィーツと知りながらも
本物そっくり。
思わず食べてしまいそうなほど。

甘い香りが漂ってきそうな素敵なスィーツをいくつかご紹介します。


まずはメインテーブル!
お花のアレンジの間にマカロングラスに盛られてゴージャスメインテーブル

ゲストテーブルにはマカロンタワー土台はチョコレート。
写真にはありませんが
クッキーのエレメントを飾ったツリーもありましたよマカロン
そして圧巻はウェディングケーキ作り物とは思えませんケーキこの3段ケーキの上に、新婦さん手作りの生ケーキをのせて
ケーキカットも、もちろんしました
これだけの素晴らしい手作りグッズに
ゲストからも歓声が上がっていました

フェイクスィーツは皆さんへプレゼントOK!
お開き後、ゲストの皆さん喜んでお持ち帰りになっていました

ずうずうしくも・・・
『余っていたら、私にもくださ~い』

ということで。
メインテーブルにあったマカロンを少しいただきました
何を隠そう、わたくしは・・・
食品サンプル収集が趣味(笑)

東京かっぱ橋の道具街や
郡上八幡のサンプル屋さんなど
通い集めた食品サンプルは数知れず・・・
食品サンプル2
いただいたマカロン(一番手前)も
マイコレクションとして大切にします
お二人と

ゲストへの想い、家族への想い
お互いへの想いに溢れた素敵なパーティでしたね手作り、お疲れ様でした・・・そして本当におめでとうございます
フェイクスィーツだけじゃない・・・
お二人こだわりのパーティの様子は
ブランベージュのスタッフブログをぜひご覧下さい



こんばんは。
ブラスの松本留美子です。

12月に入り、結婚式でもクリスマスっぽい演出やお花のアレンジが増えてきました。
嬉しいことに、私はクリスマスイブもクリスマスも司会です。



今日は前回の続きをお話しさせてください。
「先生になろう」と決意した小学校3年生の私は、まずは「先生観察」を始めました。

席がえでは前の方を希望する

先生の持ち物をやたらと見る
(先生用の教科書には何が書いてあるんだろう・・・)
(黒いノートはテストの点数が書いてあるのかな)

用もないけど職員室に行ってみる
(教室にいない時の先生は何をしているの?)
(部活の先生じゃないと5時に帰れるのね)

次に思いついたのが
「きっと頭がよくないと先生にはなれない・・・・
 よし! 本を読もう!」

それから、毎日のように、図書室で本を借りるようになりました。
伝記シリーズが好きになり、図書室にあるのは全部読みました。

まだ誰にも先生になりたいことは言えませんでした。

そうしてるうちに中学生になりました。
1年の担任の先生のミドリ先生。
当時30代後半の体育の先生でした。
とにかく礼儀に厳しい!!
私も何度もほおをびしっ!!! 愛のムチをいただきました。
でもほめるときは抱きしめてくれるんです!!
そんなことされたことがなかったので衝撃でした。
クラスみんな、ミドリ先生が大好きになりました。

よし!! 私もミドリ先生みたいに体育の先生になろう。

はじめて、親にも言っていないのに、ミドリ先生に気持ちを伝えました。
「まずは中学校を卒業したら高校に進んで、それから大学で学んで先生の免許をとるんだよ」
と教えてもらいました。

「先生はどこの大学に行きましたか」
「中京大学だよ」
「私もそこにします」

大学が何かもわからないまま、中京大学というところに行こうと決めました。
幸いにも両親も応援してくれ、高校卒業後は中京大学体育学部体育学科に進学。
クラスには日本で一番足の速い子に水泳の日本代表の子もいて、すごい世界でした。

卒業後は、私立高校や自分の母校で体育の非常勤講師として勤務しました。
いきなり「先生」と呼んでもらえるので嬉しいけど、戸惑いもあり、がむしゃらな毎日でした。
最初のうちは、先輩の先生の授業も見学とお手伝いをしていたので、1時間目から6時間目まで
動いていましたが、全然疲れは感じませんでした。

非常勤講師は夏休みがもらえるので、その間を利用して、ラジオ局のイベントでアルバイトをしました。
その中でアナウンスをする仕事をやれるチャンスが回ってきました。
緊張するけど、楽しい!!
今は決まったことしかアナウンスできないけど、自分の感じたことや誰かの気持ちを代わりに伝えることが
できたら、もっと今以上に楽しいはず。
はっきりとした目標はないものの、アナウンサーさんの「ブライダル司会養成講座」に通い始めました。

次の年の夏休みもご縁あって、ラジオ局のイベントでアナウンスをしました。
ある日、スタッフさんから
「今日の19時ごろには来場10万人目が出ます。〇〇テレビ、〇〇新聞の取材入ります。
MC(司会)の〇〇さんは、30分前からスタンバイしてください」との連絡事項がありました。

へえ~テレビ来るんだあ~ 見に行こう~
来ました!!入場口に10万人目!! 家族連れでした。
その途端に、BGMが入り、すごい数のライトがあたり始めました。
その家族連れの横に、ピンクのワンピースを着たお姉さんが現れました。
MCさんです。自然な笑顔と自然な言葉遣いで、相手を緊張させることなく、笑顔と言葉を引き出していました。
そのMCさんにくぎ付けになしました!!
なんて輝いている人なんだ! 私もこの人みたいなMCさんになりたい!!

早速行動開始です。
MCのお姉さんのところに行き、どうしたらあなたみたいになれますか?と聞きにいきました。
すると
「私がブライダル司会養成の講師してる事務所があるから、そこで勉強しない?
 ブライダルを勉強したら、どんな場にも立てるようになるよ」
「勉強します! お願いします」

1週間後、紹介していただいた事務所に行ったら、それがなんと「 ブ ラ ス 」でした。
少しお話ししたら、社長が「来週から一緒に勉強しよう」と言ってくれました。
それから半年間、レッスンや見学をして司会者としてデビューしました。
それと同時に、9年続けた非常勤講師は卒業しました。
結婚式の司会の仕事はやれば、やるほど好きになりました。
楽しさも難しさもありますが、これだけたくさんに人に出会える幸せな仕事はないと思います。

授業中に手もあげれなかった私が先生の一言で手をあげれるようになりました。
将来の夢なんて考えていかなった私が先生に出会って目標を持ちました。
いきいきと輝くMCさんに出会って、司会の道に進むことができました。
そして今の松本留美子があります。

これからも
司会者として「それぞれの新郎新婦にとって最高の結婚式を創る」メンバーの一員として
言葉と気持ちを届けていきます。


ブラス
松本留美子


PS

久しぶりに大学時代の思い出の品を出してみました。
教育実習のノートのは、恩師から毎日コメントがありました。
ありがたい言葉が並んでいました。
「今を大切に」「何事もタイミング」「目標までの過程を大切に」「あなたらしさを大切に」
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